いろはにピアノ練習日記

50手前でピアノを再開した記録

36年振りの発表会が終わりました

先生からの
「ピアノ再開後の初めての発表会だから、チャレンジ曲より余裕をもてる曲の方がいい」
というアドバイスどおりの選曲にしました。

 

……というか、選曲期間中は、一年で本当に最も仕事がハードな時で、選曲するための譜読みをする余力がなく、ただ弾くだけなら弾いた事のある曲を選ばざるを得なかったのですが ……(フィールドのノクターンの話はどこいった?笑)

 

それでも、全く余裕などなく。


弾き始める前、「楽譜を見ながら弾けばいいんだ」と自分に言いきかせ、落ち着こうと思っていたのに、最初、鍵盤に目を落として弾き始め、ふと楽譜を眺めようと顔をあげたら、今どこを弾いているのか分からなくなっており。

更に、手が震えるのは想定内でしたが、右肩の筋肉までもがびっきんびっきん震えだすという想定外まで飛び出して。

「でももう弾き始めちまった、とにかくこのまま弾きつづけるんだ!」

という暗示をかけ、

頭の中は、「おりゃあああああああ!」状態。

弾いたのはショパンのワルツイ短調19番(17番)です。

曲調と頭の中の乖離の激しさったらなかったです。

 

そして、途中間違えて一瞬止まってしまった時、楽譜で音を確認できる状態のはずもなく、えーい!と弾き続けたらなんとか繋がったのはラッキーでしたが、そこで更に舞い上がってしまい、鍵盤をちゃんと押せない感じになってしまいました。(一応音は出てくれましたが。)

 

そして、最後の一音も抜けてしまい……。

 

 

待機してる時は「なんで発表会申し込んじゃったんだろう」って後悔しましたし、演奏もこんな感じで散々だったのに。

 

不思議なことに、終わってみれば楽しかったっていう感想しかなかったのです。

滅多に味わえない非日常を過ごせたからでしょうか?

帰り道では、また出たいな~という思いでいっぱいでした。

 


でも、あれこれ出費が痛いので、次回出るのは再来年以降かな〜と今は思っております。