いろはにピアノ練習日記

50手前でピアノを再開した記録

懇願

さて、いよいよ発表会を辞退しよう!の日を迎えた。

 

どう伝えたら失礼にならないのか。

性格的には、嘘をつくのが嫌いなので、嘘は避けたい。

かと言って、最初から事細かに理由を述べるのも何か違う。

とにかく、誠意をもってお断りするのみなのだろうが、どう切り出すべきか。

 

色々シミュレーションするも、全くまとまらないまま、レッスン場所に着いた。

 

ツェルニーソナチネのレッスンは滞りなく行われ、ソナチネの最後の一音を弾いた直後、唐突にその時は訪れた。

次回からはソナチネはお休みで、発表会の曲をやるからどうしようか、みたいな流れになり、大慌てな私。

 

「あの…先生、ほんと申し訳ないのですが……発表会、今からでも辞退できますか?」

椅子に座ったまま手を合わせ、立っている先生を下から覗き込むように、懇願・拝み倒しスタイルで申し出た。

 

すると、先生は嫌な顔一つせず、なんだったら明るい声色で、まだ締め切ってないから全然大丈夫よ、本当に気にしないで。とおっしゃってくれた。

 

あー、ありがたやありがたや。

気まずくならなくて良かったよー!!

 

前回が嘘のように、帰りの足取りは軽かった。

発表会の曲

4月の最初のレッスン日のこと。

今年の発表会の話になったのだけれど。

 

「いろはさんは月2回のレッスンで、あと3か月で新しい曲を仕上げるのも大変でしょう。強制じゃないから、出なくてもいいのよ?」

と、発表会の話をするのが申し訳ないといった感じに切り出された。

 

でも、私は今年も出たいと思っていた。

ベートーヴェン好きな父が2月に永眠したのをきっかけに、ベートーヴェンの、今まで弾いた事のない曲を弾いてみたいと思ったから、私は先生に、

「出たいと思います。今年は出来ればベートーヴェンを弾きたいです。」

個人的には、ベートーヴェンピアノソナタ20番の1楽章が弾けたらいいなと思っていたから、譜面台に置かれたソナチネアルバム1を指さしながらそう伝えた。

 

私は今、全音ソナチネアルバム1を、巻頭の練習順序に沿ってレッスンを受けている。

今練習しているのは、クーラウのOp.20 no.2だから、ベートーヴェンピアノソナタ20番でもレベル的には無理がないような気がするし、明るく始まる曲調も発表会向きなのでは、なんて勝手に思っていた。

それに、レッスンでは『大体弾けるようになったら終わり』になるのが常だから、好きな曲(楽章)に数か月じっくり取り組めるのも魅力的だなと思っていた。

 

「19番は暗いから……20番の方が明るくていいわね。この曲なら、いろはさんも弾けるわよ。」

その言葉に、私の顔は明るくなった。

 

「でも、折角の発表会だから、もう少し難しい曲でもいいと思う。ピアノソナタがいいの?すっごく有名なソナタなんてどう?」

 

有名なソナタ……。

恐らく、昨年も軽く候補にあがった、月光の1楽章や悲愴の2楽章のことなんだろうなと思った。

昨年は、こんな有名で難しい曲、人前で弾くなんて恐ろしくて嫌だ!と思った。

でも今年は、頑張ってチャレンジしてもいいかも……。

というか、『ピアノソナタじゃなきゃいやだ』というわけでもないのだけど。

20番の1楽章が弾けたらいいなと思ってはいたけれど、ベートーヴェンを弾くということに私的には大きな意味があるので、ピアノソナタにこだわっているわけではなかった。

いや、憧れではあるから、弾けるものなら弾いてはみたいんだよ?

 

なんて、一瞬のうちに頭の中であれこれぐるぐる考えていた様子が、先生にどう捉えられたのかは分からない。

言葉を発せられずにいたから、難色を示しているように見えたのかもしれない。

 

「そしたら、色々見繕っておくわね。」

 

 --- ☆ ---

 

次のレッスンでは見繕ってくれた曲を知ることができる。

どんな曲かな~?とめぐらせるだけで心からわくわくできた。

 

そして、昨日。

ツェルニーとクーラウのソナチネのレッスンが終わった後。

”色々見繕ってくれた”曲がいよいよ発表された。

 

ピアノソナタがいいって話だったけど、もう少し柔らかい感じの方がいいかなと思って。」

 

先生から提案された曲は、

 ・ギロック 雨の日のふんすい

 ・グリーグ 抒情小曲集 Op.54 no.2

その他、この2人が作曲した中から、数曲。

 

 

え。ちょっと待って。

ベートーヴェンどこ行った???

 

確かに、出来ればベートーヴェンを弾きたいと、「出来れば」を付けてしまったよ。

だから、他の作曲家の曲を提案されるのは自然な話かもしれないけど、ベートーヴェンの曲が一つもないのは何ゆえ。

レッスンが終わった直後であった為、まだピアノの前に座ったままの私の前に、2冊の楽譜が広げられたんだけど、あまりの衝撃に、わかりやすく固まってしまった。

そして、頭の情報が追い付かずパニックになりながらも、発見してしまった。

ちょっと……。ギロックの本、オレンジ色の帯が付いてっぞ……?

 

さっきも書いたが、ピアノソナタじゃなきゃいやだ!というわけではない。弾けるものなら弾きたい、憧れではある、それだけだ。

ソナタじゃなくても、ベートーヴェンの曲が弾きたいんだ。

そう言えれば良かったのかもしれないけれど、ピアノソナタだから却下された、というわけでもないような気がしてきた

 

何と言っても、オレンジ色の帯……。あれって確か……。

 

今売られている全音の本にはないが、昔はレベル毎に色分けした帯が、本に巻かれて売られていた。

オレンジ色の帯は確か、入門用とされる『第一課程』、初級用とされる『第二課程』を意味していたはず。

そして、後に分かったが、今回提案されたギロックの本は、「こどものためのアルバム」という物で、帯には『第一課程』と書かれていた。

因みに、かつてブルクミュラー25の練習曲には『第二課程』の帯が付いていた。

レベルは簡単に比較できるものではないのかもしれないけれど、「ああ、そっかー」とは思うよね。

 

ピアノソナタ20番よりも難しい曲を、なんて言っていたのは、

20番を諦めさせるために気を使った言い方をした

ということなのだろう。

 

私に基礎力がないから、ソナタをやる・やらない以前に、パリッとした古典派なんて弾いたらボロ出まくりできついだろう?恥かくぜ?そう告げられたように感じ始めた。

 

そして、すっごく有名なソナタと言ったのが、前回のレッスン時でも思ったとおり、月光の1楽章と悲愴の2楽章、この2つのことだけをさしていたと仮定すれば合点がいく。

 

 ・確かに20番より難しいのだろう

 ・そのレベルじゃなくても弾きたがる大人の生徒が多数いるから、私が下手な演奏をしても悪目立ちせず、先生としてもそう恥ずかしい思いをする訳ではない

(発表会は、よその教室との合同発表会である)

 

とまぁ、こういうことなのだろうと、ただの思い込みもあるかもしれないけれど(元々、古典派があまり好きではなさそうな先生ではあるので、単純に気がのらないという可能性もなくはない)、あらかた当たっているような気がする。

 

 

「どうかしら?やっぱりピアノソナタがいい?」

 

なんて答えたらいいのか……、やっとの思いで絞り出せたのが、

「知らない曲すぎて、、、」

だった。

 

音源を探しに部屋を出ていった先生。

構わずSpotifyで検索し、雨の日のふんすいを流してみた。

あー、上手な小学校低学年が弾いている動画を何度か見たことがあるわ。

いい曲だよね。ほんと綺麗。きちんと弾くには難しいんだと思う。ピアノを再開したての頃、弾いてみたいと思ったような記憶もある。でも、この発表会で弾きたいわけじゃないんだよ……。

 

グリーグも聞いてみたけど、もう、上の空。何も頭に入ってこない。

 

なかなか話がまとまらない(私にその気がないのでまとまるわけがない)ので、特別に楽譜をお借りして帰ることに。

 

帰り際、うまく笑顔をつくれてたかなぁ。

 

行きはわくわくしながら教室に向かったのに。

帰りは、教室からの帰り道史上、ぶっちぎりで足取りが重かった。

 

 

わがままみたいでみっともないけれど。

はっきり言って、もう、発表会は出たくない。

(元々、出たければ出ていいよスタンスだし)

 

なんて断ろう、どう言えば気まずくならずに済むかな、今はそんなことばかり考えている。

 

ベートーヴェンの20番は、今年中にレッスンで弾くことになるだろうから、その時頑張ればいいさ。

ツェルニー40番3番

しれっと40番に突入しているのですが。

 

アルペジオに苦手意識はないのに(意識がないだけともいう)。

何これマジむずい。

ゆ〜っくり弾いてやっと通せる感じです。

 

ツェルニー40番は、2週間毎のレッスンで、1度で終わることはほぼないんだろうなと悟りました。

1度で終わることが割と多かったツェルニー30番も、ほんと、ほとんどおまけで「まぁいいでしょう」だったので、当然と言えば当然なんですけども。

 

となると、あれですね。

この本が終わるのはどんなに早くても3年半後といったところでしょうか。

 

 

ゆっくりじっくりコツコツと楽しんで行こう。

クーラウのOp.55-2 できたら3楽章

2週間ぶりである今回のレッスンの宿題は、

 

 

だった。

 

ツェルニーは前回の23よりは弾きやすいし、ソナチネの1楽章は前回からの繰りこしだったから、まぁ3楽章もいけるでしょう。

 

なんて思ったのが甘かった。

 

ツェルニーは全然テンポがあげられないし、ソナチネ1楽章は弾けば弾くほど弾けない部分がはっきりしてきたから、そこを重点的にやってもモヤモヤしたままで。

 

駄目だこりゃ。
これで3楽章までせっせと練習したら、どれも中途半端で3つとも全滅だ!!

 

というわけで、3楽章は月曜日に弾いたのを最後に、ページも開かず放置。

 

そしたらなんと。
レッスン時間残り5分の時、
「3楽章はどうだった?」と聞かれ、
ツェルニーと1楽章で手一杯で、今週頭を最後に弾いてません」と正直に答えたら……。
一応、練習した形跡の(書き込みがして)ある楽譜を見た先生。

 

「それじゃあ弾いてみましょう!!」

 

うひゃーーー。

 

みて頂けるのはマジでありがたいのです。
でも残り5分。
今回はちゃんと練習してないから、え?初見なの?状態で、一通り弾くだけで余裕で5分は越える。
そこから次回のレッスンに向けてのアドバイスを頂くとなると、何分超過することだろう。
今日は恐れ多すぎて、何分越えたのか、怖くて確認もできなかった。

 

先生はいつもそう。
1回30分のレッスンなのに、「次の生徒がいないから」と、平気で45分とか50分とかみてくださる。

時間が越えた分は完全にボランティアなのに…………。

 

「前にも話したと思うけど、ソナタソナチネは〜」
どうやって弾いたら曲が素敵になるのかを、懇切丁寧に、繰り返し教えてくださるので、ほんとにほんとに有り難い限りなのです(。-人-。)

 

それに、手が小さい私が今後弾きやすくなるようにと、同じく手が小さくてご自身が苦労された経験を踏まえて、フレーズ毎にアドバイスしてくださるので、心強いったらありゃしません。

 

なんのコネもツテもない教室探しだったから、家からの距離と、ホムペに載ってた某メーカーの某ピアノに惹かれて体験を申し込んだんだけど、本当に先生に出会えたのは幸運としか言いようがない。

 

さて、話は変わるが画像は3楽章の一部分。

 

赤丸で囲ってある部分、苦手なのよねぇ。
何度も繰り返す下降系。
弾くたびに、
「し、しつけぇーーー!!」(=しつこい)思ってしまうのです。

 

…まずは好きにならないと(´∀`;)
技量のなさはさておき、素敵になんて弾けるわけないよな。

ツェルニー30番23とクーラウOp.55-2、1〜2楽章

日付変わっちゃってるけど、今日はピアノのレッスンでした。


今回の宿題だったツェルニー30番の23番(画像)が苦手過ぎて、これに練習が集中してしまい、もう一つの宿題である クーラウのOp.55-2、1〜2楽章の練習が疎かに。(はい、ただの言い訳です。)

 

ツェルニーと2楽章はなんとか○をもらえたが、1楽章のあまりの出来の悪さに

「難しかったかしら?」と聞かれ、

私にとって簡単な曲などこの世には皆無なので、難しいっちゃ難しいんだけど)

ツェルニーが難しくて。初見の時は3分でうわー!って叫びながらピアノから離れました照(=なので、ツェルニーばっかやってました)」
と答えたのが気の毒に思われたのか……。

 

「次回のレッスンは、1楽章をもう一回と、新しく3楽章を……あ、でも、3楽章はね、出来たらでいいのよ。あ、うーん、長いからどうかな、ほんと、出来たらでね。」

などと大変気をつかって頂くはめになり、非常に恐縮した、というお話しでした。

 

おしまい



36年振りの発表会が終わりました

先生からの
「ピアノ再開後の初めての発表会だから、チャレンジ曲より余裕をもてる曲の方がいい」
というアドバイスどおりの選曲にしました。

 

……というか、選曲期間中は、一年で本当に最も仕事がハードな時で、選曲するための譜読みをする余力がなく、ただ弾くだけなら弾いた事のある曲を選ばざるを得なかったのですが ……(フィールドのノクターンの話はどこいった?笑)

 

それでも、全く余裕などなく。


弾き始める前、「楽譜を見ながら弾けばいいんだ」と自分に言いきかせ、落ち着こうと思っていたのに、最初、鍵盤に目を落として弾き始め、ふと楽譜を眺めようと顔をあげたら、今どこを弾いているのか分からなくなっており。

更に、手が震えるのは想定内でしたが、右肩の筋肉までもがびっきんびっきん震えだすという想定外まで飛び出して。

「でももう弾き始めちまった、とにかくこのまま弾きつづけるんだ!」

という暗示をかけ、

頭の中は、「おりゃあああああああ!」状態。

弾いたのはショパンのワルツイ短調19番(17番)です。

曲調と頭の中の乖離の激しさったらなかったです。

 

そして、途中間違えて一瞬止まってしまった時、楽譜で音を確認できる状態のはずもなく、えーい!と弾き続けたらなんとか繋がったのはラッキーでしたが、そこで更に舞い上がってしまい、鍵盤をちゃんと押せない感じになってしまいました。(一応音は出てくれましたが。)

 

そして、最後の一音も抜けてしまい……。

 

 

待機してる時は「なんで発表会申し込んじゃったんだろう」って後悔しましたし、演奏もこんな感じで散々だったのに。

 

不思議なことに、終わってみれば楽しかったっていう感想しかなかったのです。

滅多に味わえない非日常を過ごせたからでしょうか?

帰り道では、また出たいな~という思いでいっぱいでした。

 


でも、あれこれ出費が痛いので、次回出るのは再来年以降かな〜と今は思っております。

おばさん、発表会に出るってよ

ピアノの発表会は実に35年振り(((;°Д°;))))
技術のなさをごまかせるわけでもない、よぼよぼ演奏のただのおばさんが子供に混じって出ることに。(蓋を開けてみれば大人だけの回でした)

 

で。
いくつか先生が候補として選んでくださった曲の中に、フィールドのノクターン5番があったので、ポチってみました。


あ、一緒にポチったブルク18は単に欲しかっただけです笑

 

正直、フィールドのノクターン5番には惹かれないので(好きな方ごめんなさいです……でもきっと、弾いているうちに好きになりそうな「スルメ系曲」なんだろうと睨んではいます。)、別の曲にする可能性が高いんですけど。

 

実は私、フィールドのノクターン6番にはだいぶ思い入れがあって、
「いつか弾きたい」
ではなく
「いつか必ず弾く」
と心に決めている唯一の曲なんです。
なもんで、選曲にかこつけて、6番も掲載されてる楽譜を買っちゃったのであります

(灬´ิω´ิ灬)

 

さて、ノクターン5番にするのか、あれにするのか、これにするのか。
よく考えたいと思いま〜す。